やじきた道中てれすこ
見てきました。
おもしろかったぁ〜
監督・平山秀幸
出演・中村勘三郎、柄本明、小泉今日子、他
弥次郎兵衛(中村勘三郎)、喜多八(柄本明)、足抜けした花魁お喜乃(小泉今日子)の道中です。映画中には落語などがちりばめられています。
大感動も、号泣もさせられません。
でも、ほどよくじーんとし、時々くすくすっと笑えます。
そして、そうなるための心遣いが行き届いています。プロが真心こめた仕事です。
まず脚本がいい。さりげない伏線、メリハリがある。
例えば、そこらの子供たちと弥次さんがからむ場面があるのですが(憎まれ口を叩くがきんちょへ注がれる、弥次さんの愛にあふれた表情にじーん)、これが後に効いてきます。
映像も気配りがされている。
屋外の撮影には、山に囲まれた場所や狭い道(公式サイトによると旧東海道)が選ばれ、江戸時代はきっとこうだろうという感じです。
屋内で撮影されたシーンも、蝋燭や行灯の暗い揺れる光や、花魁の衣装、芸者衆(本物かな)などを見ていると、江戸に遊びに行った気分。
ほうかん(ラサール石井)や喜多さん(ダメ役者という設定)は、尻っぱしょりをしていても、どことなく着物がぞろりとしていて、玄人ぽい。
などなど、見ていて楽しい。
変なところがないので、安心して見ていられます(もしかしたら、詳しい人が見たら、突っ込みどころもあるのかもしれませんが)
そして出演者が、主演から脇役まで皆うまい。小泉今日子も、予想よりずっとよかった。藤山直美、セリフ二言か三言なのに、すごい。人間を超えて妖怪ぽい〜
弥次喜多二人はもちろんうまく、この二人でないとできなかった映画なんだろうなあと思わせられます。
できたらも一度見たい見たい映画です。
※※※※※
もうひとつ思ったこと。
過剰な演出のない映画で、それゆえに役者の力量や個性、ベースが表れていたように思います。勘三郎はやはり歌舞伎の人で、柄本明は現代劇の人だなあ、と(その柄本明の役を江戸の役者にしたのは、それを意識した上で、わざと?)
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