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『江戸の誘惑』(名古屋ボストン美術館)

肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」 (於:名古屋ボストン美術館)へ行ってきました。

(朝日新聞の関連サイトはこちら

 
 
柏木ゆげひさんのブログで、神戸での展示の様子を読み、「名古屋にきたらぜーったい行こう!」と思っていました。
 
折しも、kazuraさんのところ「ゆかたで江戸の誘惑に行こう」(7月14日~8月6日)という企画があり、ゆかた(着物)で行くと入場料半額、と教えてもらったので、割り引き初日に行ってきました。
 
とはいえ、企画初日のためか、平日のためか、きもの姿の方はロビーで渋い着姿の方(うまこさんだったと判明!かっこよかった~)を見かけただけでした。
会場内でもゆかた・きもの姿は私だけで、その点はちょっとさびしかったです。
 
 
さて、展示。
80点あまりの展示でしたが、飽きることがありませんでした(見終わったときにはさすがに疲れましたが・・・)
 
絵の中の人物のきものを見て「ああいう浴衣もいいな~」と思ったり。
絵の中の子どもの芥子坊主(坊主頭に、一掴みだけ毛を残したヘアスタイル)を見て、「息子もああいう髪型にしようか?」と思ったり。
 
何本かの掛け軸に同じ裂が使われているのは、同じ人物が注文したんだろうか、とか。
北斎筆の鍾馗様の幟の注文主は、これを揚げる時にさぞ晴れがましかっただろう、とか。
そんなことを想像し、たくさんの肉筆浮世絵に目も頭も楽しませていただきました。
 
北斎の娘・応為や渓斎英泉の作品も展示されていました。
「お栄さん、こんにちは~」、
「善ちゃんの絵もあるねえ」、
なーんて呟きそうになったりして…
『百日紅』(杉浦日向子)の世界にちょっと滑り込んでしまいました(笑)。
(『百日紅』は、北斎とその娘・お栄(応為)、居候の池田善次郎(後の英泉)を軸に展開します。)

百日紅 (上) Book 百日紅 (上)

著者:杉浦 日向子
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
展示の最後には、北斎最晩年の作品『李白観瀑図』。
巨大な蒼い滝を、子どもを抱いた(背負った?)李白が覗き込んでいます。
子どもはこちら側を振り返っています。
淵の底に、李白は(北斎は)何を見たのでしょう。
 
 
この展覧会にはイヤホンガイドが付いていました(料金500円)。
柳家花緑さんによる解説が聴けます。
途中、音曲も少し流れたり(たとえば「石橋」をテーマにした絵のガイドには、長唄が流れていました)。
江戸のにおいが感じられるようでした。
 
 
さて、この日、息子も一緒でした。
息子には美術館デビュー。
外出先では観察にいそがしくて、あまり騒がない息子。
だから大丈夫だろう、と思ったのですが…
最初の5分~10分ほどは、ちょっと周囲にご迷惑でした(汗)。
「んちゃっ」
「あっ」
天井に向かって叫んでました。
音響チェック・・・?
いや、途中で帰ろうかと思いましたよ。
が、その直後に眠り始め、展示を見終わるまで爆睡していました。
ほっ。
(よその子が多少にぎやかでも気にならないのですが、自分の子が騒ぐと緊張します・・・)
 
それにしても、名古屋ボストン美術館は子供づれに優しい施設でした。
車椅子・ベビーカー用のミニエレベーターがあり、係員がドアの開け閉めをしてくれました。
会場入り口には、子ども向けのガイドブック(無料)の貸し出しもありました。
 
 
着姿ですが、なんだかとんでもない格好でした。
いや、だって、息子のおやつやオムツを入れたかばんを斜め掛けして、首からは音声ガイドの機器を首にぶら下げ、ヘッドフォンをつけ、ベビーカーを押す・・・という。
かーなーり、笑える姿だったと思います。
なので、今回画像はパス。
 
ゆかた(着物)割引は8月6日まであるので、時間が取れたらもう一度(もうすこしまともな格好で)行ってみたいと思います。

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コメント

ああ~良いですねぇ。
ボストンかぁ・・・私は本家に行った方が早いのかも知れません。
英泉好きなんです。一度本物を見てみたいと思ってます。

「自分の子どもが騒ぐと・・・」
私もそうでした~。

投稿: りら | 2006年7月17日 (月) 03時15分

りらさん
本家のボストン美術館、いつかいつか行ってみたいところです。
英泉の作品は一点だけの展示でしたが、怪しい魅力でした~。ぞくっとしますねぇ。

ほんと、子どもが騒ぐのは自然なことなんですけどね・・・
これから機会も増えていくであろう子連れのお出かけ、まず親の私がどういう心構えで行くかを考えないとな~、と思いました・・・

投稿: 花兎 | 2006年7月17日 (月) 15時01分

おぉ、花兎さんも浴衣姿だったんですね、
お子様連れにもかかわらず、全然気づきませんで・・・
どんなに笑える恰好と自分では思っても、
着物着てたって何でも出来るというのを見せましょうよ。

投稿: うまこ | 2006年7月17日 (月) 18時47分

うまこさん
あっ、気づかなくて当然です!
車椅子やベビーカー用のエレベーターで移動していたので、展示室以外ではほとんど人に会いませんでした。
うまこさんのお姿も、ロビーでちょっと離れた背後からお見かけしただけですし・・・

でも、ほんと、着物で何でもできるし、するし、してもいいんですよね。

投稿: 花兎 | 2006年7月19日 (水) 00時02分

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» 「江戸の誘惑」展 [「能楽の淵」管理人日記]
 松風村雨堂の記事へamiさんが下さったコメントへのお返事で、ある程度書いているのですが、神戸市立博物館で催されていた「江戸の誘惑」展に誘惑されに行きました。アメリカのボストン美術館に所蔵されている肉筆浮世絵の展覧会です。…大阪在住になったのに、なんだか神戸にばかり行ってますね、私(笑) 和服を来ていくと入場料半額と聞いたので、しっかり着物で行く私。ただ完全な夏物を着ていたので、着物に詳しい方には噴飯ものな格好だったかも…だから具体的な格好は伏せます(笑) ツレは「大絵巻展」の時と同じ中学以来の友人... [続きを読む]

受信: 2006年7月17日 (月) 23時42分

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