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続『江戸の誘惑』(名古屋ボストン美術館)

060730_11430002 「江戸の誘惑~肉筆浮世絵展」名古屋ボストン美術館)へ再び行ってきました。(朝日新聞関連サイトはこちら

上の画像はロビーでパネルを見上げる息子。

シャッターを押した直後、息子がパネルさんから扇子をもぎ取ろうとし、あやうく倒すところでした。

危ない危ない。

060730_11410002 きれいなおねえさん大好きな息子としては、興味津々?

友人に「ボストン美術館の招待券があるから、一緒に着物で行きましょう」とのお誘いを受けての外出。

駅で待ち合わせ、美術館に行くと、かなりの人出でした。

夏休みで、その上日曜日なんですから、当たり前ですね。

気になる絵、もう一度見たい絵を重点的に見て、小一時間ばかりで出ました(というか、その頃息子が我慢できなくなってきたらしく、声を上げ始めたので、退場)。

見直したのは、やはり石橋図

三世中村歌右衛門図

女性を「雪」「月」「花」にたとえた三幅一対の絵(作者名を忘れてしまいました)。

北斎応為英泉など。

北斎の最晩年の絵や応為の絵などは、立体的な彩色で、西洋近代画のような雰囲気もありました。たしか杉浦日向子さんの本で、当時既に遠近法などの技法も日本で知られていたのだと読んだ記憶があるのですが、それを納得しました。

また、北斎が描いた提灯の絵を、提灯の形に復元したもの(剥がされて保存されていたものを、今回の展示のために復元)を見て、修復師の技に驚きました。

それにしても、これをコレクションしたピゲローという人には感謝してしまいます。(朝日新聞のボストン美術館関連サイトにもピゲローのことが書かれています→こちら

展示室のパネルによると、富豪の御曹司のピゲローは、フェノロサ達に協力して奈良などの寺院の宝物を守るために出資したり、貧しい芸術家に資金援助したりしたそうです。

一方、浮世絵の価値を彼は認め、自ら収集、浮世絵を否定していたフェノロサを説得したりしたのだとか。

その収集が多岐に渉ったというのは、今回の展示に、芝居小屋に掛けられた絵看板や上記の提灯の絵、妖怪絵、春画まであったことでもわかります。

否定されていたもの、そのままにしておけば簡単に失われただろうものを、自分の審美眼と信念を頼りに収集したその情熱、すごい人がいたのだなあと思いました。

060730_11450002 ・・・心なしか、この人、のけぞっているように見えます。息子に小鼓を取られると思ったんでしょうか。

060730_11480002 「んまっ、おうちゃく坊主がきたよぉ」

とでも言われているような画面になりました。

しかし、このパネルの人物、脛が妙にリアルじゃありませんか?

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コメント

坊ちゃん、可愛い~♪
うちの上のも某美術館で横で見ていた女性を人差し指で触ろうとしているまさに瞬間!の写真があったりします。
美人さんでした。

浮世絵の海外流出など嘆く人もいますが、流出したお蔭でしっかり保存されたものも多いような気もします。
ボストン、一度行ってみたいんですよね~。

投稿: りら | 2006年7月31日 (月) 04時06分

りらさん
おお、息子さんもでしたか~。
小さい子どもって、ストレートに美しいものが好きなんでしょうね。

本当に、幕末、明治には美術品が大変な被害にあっているわけですよね。今回の展示品も、ピゲローがボストンに持っていってくれなかったら、風呂のたきつけにされてしまったかもしれないわけで・・・
当時日本美術を収集してくれた人たちには感謝!です。

投稿: 花兎 | 2006年7月31日 (月) 21時46分

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» 「江戸の誘惑」展 [「能楽の淵」管理人日記]
 松風村雨堂の記事へamiさんが下さったコメントへのお返事で、ある程度書いているのですが、神戸市立博物館で催されていた「江戸の誘惑」展に誘惑されに行きました。アメリカのボストン美術館に所蔵されている肉筆浮世絵の展覧会です。…大阪在住になったのに、なんだか神戸にばかり行ってますね、私(笑) 和服を来ていくと入場料半額と聞いたので、しっかり着物で行く私。ただ完全な夏物を着ていたので、着物に詳しい方には噴飯ものな格好だったかも…だから具体的な格好は伏せます(笑) ツレは「大絵巻展」の時と同じ中学以来の友人... [続きを読む]

受信: 2006年7月31日 (月) 06時15分

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